あってますでしょうか??
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■■デザイン思考とは
デザイン思考はチームで継続的にイノベーションを起こすための手法です。マネジメント可能な創造的問題解決法とも言えます。
【デザイン思考の姿勢】
・技術面、ビジネス面の実現性より、人間中心の有用性を重要視します。
・モノではなくユーザ体験に着目して発想します。
・名詞でなく動詞で考えます。
なぜ、デザイン思考が必要なのでしょうか?現在、技術/知識のコモディティ化が進み、性能向上/効率化/コスト削減などの連続的な発展での差別化は限界に近づいています。デザイン思考は、非連続的な発展を目指します。今、人々の求める価値が「より良い体験」へシフトする中、デザイン思考が注目を集めています。
■■デザイン思考の5ステップ
下記の5つのステップ(※)からなります。実際のプロジェクトでは、ステップは一方通行ではなく、各ステップを自由に行き来できるのが特徴です。
※ スタンフォード大学dスクール、および、一般社団法人デザイン思考研究所 の表現を参考にしています
<図>5つのステップ
■共感
ユーザの行動を深く観察し、隠された価値観を探ります。初心者の気持ちで、先入観/習慣/前提知識を取り除き、現状を深く観察/インタビューします。ユーザと行動を共にし、「なぜ?」で、ユーザ自身も気付いていないニーズや価値観を深掘りします。
■問題定義
共感で得た情報から、正しい問題を見つけ仮定します。ユーザ観察/インタビューから得た情報を「発言、行動、思考、感情」に分けて可視化します。言動や表情などの矛盾やギャップに着目し、ユーザが自覚できていない、言語化できていないニーズ/価値観を探します。
■創造
ブレストや各種手法を用いて、強制的に多面的かつ大量のアイデア(問題に対する解決策)を出します。他の人のアイデアの組み合わせや、発展させたものを、どんどん出していきます。出されたアイデアをグルーピング(整理)し、追加のアイデア出しを経て、有用なアイデアを一つに絞ります。
■プロトタイプ
プロトタイプは最低限の材料で実験的に作成する解決策の施策品です。「手軽に、低コストに、短時間で」が大事です。ラフスケッチ、紙芝居、寸劇などもプロトタイプの一つの形です。修正はあとから可能です。実験だと思い失敗する心構えを持ってトライします。
■テスト
プロトタイプをユーザに試してもらい、そこから得たフィードバックで強みをさらに強化します。失敗しながら、改善を繰り返し前進していく、作りながら考える姿勢で行います。そして、完成したプロトタイプを市場に投入し、そこからのフィードバックでさらに改善していきます。